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【絵本の世界】読み聞かせの効果と疑問?子どもに合う絵本の選び方ポイント

絵本豆知識
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子どもや孫へのプレゼントに何がよいかと考えた時、真っ先に絵本を思い浮かべる方は、きっと本好きなのではないでしょうか?ご自身の幼い頃にして貰ったことや、して貰えなかったからこそしてあげたいと思っていらっしゃるのかも知れません。

絵本読み聞かせの効果については、各教育機関で推奨されている通りメリットだらけといわれています。けれども、通信手段の多様化と情報ツールの普及に伴い、必ずしも絵本の読み聞かせでなくてもよい、という声があるのも事実です。

ここでは、絵本読み聞かせの効果と疑念の声を紹介し、絵本選びのポイントについて解説します。

本記事が、小さなお子様をお持ちの方や保育士の方の参考となれば幸いです。

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絵本が子どもにもたらす効果

絵本は子どもの想像力を育み、ときに社会道徳やしつけの学びともなります。また、言葉を覚えることで表現力が豊かになり、絵を観ることで観察力も育まれていくでしょう。

目の前の出来事と絵本の世界を照らし合わせながら学習していく子どもたちは、一歩一歩前へ進もうとします。母親や親愛なる教師に絵本を読んでもらうと、信頼関係が強固なものとなり、力強い一歩が踏み出せるのです。

アメリカの小児科学会では、できるだけ早い段階からの絵本読み聞かせを推奨しています。芸術教育で知られるシュタイナー教育においても毎晩、読み聞かせ(語り聞かせ)をしていることは有名な話です。

想像力と表現力、信頼は、人生を生き抜くための必須のツールです。そして実は、すでに疲弊しつつある大人にこそ必要なのかも知れません。

絵本読み聞かせへの疑問?

絵本の読み聞かせは幼児教育に高い効果を発揮するとして、教育界において大いに推奨されています。しかし、中にはまったく興味を示さない子どももいて、タブレットなど情報ツールも多様化しているのが現状です。

街の本屋の廃業が相次ぎ、紙媒体の衰退が著しい中、あえて絵本を購入あるいは借りて読み聞かせする必要があるのでしょうか?

必ずしも絵本の読み聞かせである必要はない

絵本の読み聞かせは、作品によって古い道徳観念の押し付けもあるため、慎重に選ばなければなりません。となると、どれを選べばよいかわからない方も出てくるでしょう。

では、他人に薦められるままに絵本を選ぶことが、子どもにとって本当によいのでしょうか?常に子どものことを考え、密接な親子関係であるなら尚のことです。

むしろ、親としての体験談を面白おかしく語って聞かせることの方が効果が高いかも知れません。また、通信やIT技術の進化は目覚ましく、メディアも多様化しています。ことさら絵本にこだわる必要はないのではないでしょうか?

さまざまなメディア端末ツールの中から、子どもが絵本を選んでくれればそれに越したことはありません。しかし、押しつけは禁物、子どもが何に興味を示し、どれを選ぶかが重要です。

読み聞かせで避けたいこと

絵本を読み聞かせしている大人が陥りやすいのが、教えたがりの質問攻めです。

つまり、読み聞かせが授業やテストのようになってしまい、子どもにプレッシャーを掛けてしまうのです。こうなると子どもは身構えてしまい、気に入られるような答えを用意したり、あるいはうんざりしたりして、読み聞かせを嫌がるようになります。

ただ、子どもからの質問には、逐一ていねいに答えてあげましょう。そして、しっかりと目を合わせて誉めることを前提に、大きく反応してあげてください。

シュタイナー教育と語り聞かせ

シュタイナー教育は、芸術や自然との触れ合いを通して子どもたちの創造力と想像力を育む教育法として世界的に知られています。

そのシュタイナー教育で毎日行われているのが「語り聞かせ」です。「語り聞かせ」とは、一般的な絵本の読み聞かとは異なり、大人が子どもたちとアイコンタクトを取りながら物語を暗唱して聞かせる方法です。絵は見せないため場面を想像する能力が育まれ、聴く集中力が高まるなどの効果があります。親が体験談を話すことと似ています。

絵本読み聞かせとの比較を指摘する方もいますが、それぞれにメリットがあるのはいうまでもありません。大人こそが縛られず、ケースバイケースの併用も視野に入れておくのが望ましいでしょう。

それでも絵本を選ぶ

ITの進歩は目覚ましく、本物と見紛うほどの画像や映像が日常的にオンエアされています。絵本の世界でも、写真やリアルなコンピューター画像による作品が少なくありません。もちろん、そうしたリアルな情報を欲しがる時期もあります。しかし、絵本のよさは、あえて情報を不足させて想像力を育む点にあります。

想像したことが、実体験を経て理解に結びつき、年を重ねてまた読み返したくなることもしばしばです。これこそが絵本の醍醐味、家宝のように本棚に飾っておきたくなる一冊との出逢いは、常に心の拠り所となります。

ページを捲るワクワク感は、絵本でしか体験できないことです。

一冊の本との出逢いが世界を拡げ、成長を促します。それは大人も同じです。その一冊が、子どもにも大人にも共通する確率が高いのが絵本といえるでしょう。

絵本選びの目安|カテゴリーと検索キーワード

子どもや孫のプレゼント絵本は何でもよい、というわけにはいきません。自身の体験や周囲の助言を参考にして、子ども一人ひとりの個性や成長段階に合わせたチョイスができればそれが望ましいでしょう。

たとえば本屋や図書館、ネット検索するにしても作者名やジャンルを入力するためのカテゴリーやキーワードが必要になります。

絵本はしばしば、下記のようなキーワードで検索されます。

  1. 古典名作
  2. 大人も楽しめる
  3. 絵で楽しめる
  4. 言葉で楽しめる
  5. 対象年齢別

それぞれについて解説していきましょう。

1.古典名作絵本

現存する日本最古の絵本は、8世紀の奈良時代の絵巻といわれています。確かに絵巻物は絵を主体としているため、紛れもない古典絵本です。ただし、子どもに読み聞かせするのは難しいかも知れません。

学校教科書に掲載されたり、古くから読み継がれたりしてきた絵本は、昔話や童話に絵を添えたものがほとんどです。アンデルセンやイソップ、グリム童話、あるいは日本昔話などがあります。

また、それぞれの地域特有の言い伝えや実話をもとにした絵本も少なくありません。語り部による「昔話の語り聞かせ」で観光客を呼び込む地域もあります。

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」や新見南吉の「ごんぎつね」「てぶくろをかいに」などは押さえておきたい古典名作です。

2.大人も楽しめる

大人も楽しめる絵本というのがあります。正確にいえば、大人になってからも楽しめる絵本です。子どもにわかりやすいようシンプルに描かれていながら、作品の内容が深く濃く、いつまでも何度でも心を揺り動かすのでしょう。

先に挙げた名作と呼ばれる「銀河鉄道の夜」「ごんぎつね」「てぶくろをかいに」はもちろん該当します。近年も「100万回生きたねこ」「あかちゃんおうさま」「おごだでませんように」「おおきな木」など、じっくり向き合って後世に語り継ぎたい絵本がたくさん出版されています。

大人も楽しめる絵本のよさは、子どもと共感し合える点です。同じシーンに涙し、驚き歓喜できたら、とても幸せな時間となります。

3.絵を楽しめる

すべての絵本が魅力的な絵で描かれていますが、とりわけ目に入ってすぐに手に取りたくなるのが、著名画家による作画絵本や飛び出す絵本、写真絵本などです。視覚による情報認識力の高さからくるものなのでしょう。

絵を楽しめるということは絵が素晴らしいということであり、美意識を高め感性を養います。

著名画家による作品なら美術的価値も高く、子々孫々に遺していけるでしょう。

4.言葉を楽しめる

子どもは、絵本を通して多くの言葉を覚えていきます。その言葉が面白ければ真似をし、美しければ感動します。

たとえば小鳥のさえずりが「ピッピ」と書かれていたら、小鳥という生き物をまず「ピッピ」として覚えます。単純な効果音や反復のオノマトペなどを繰り返し口ずさみ、音から物を認識していくのです。

よい絵本は、子どもと一緒に言葉を楽しめるといわれます。あまり難しくない、表現力豊かな絵本と出逢うと、豊かな時間を共有できるでしょう。

5.対象年齢別

絵本選びの主要な目安となるのが、対象年齢別のチョイスです。ただ出版社推奨であったり、口コミ評価による統計を基にしたりするため、必ずしも当てはまるとは限りません。

あくまでも一般論ですが、年齢別に下記のような絵本が好ましいとされています。

0歳児……「楽しい雰囲気の、色と形のはっきりした絵で描かれた、繰り返し言葉の多い絵本」

1歳児……「擬音が楽しめて、挨拶や着替え、食事・トイレなど日常生活に沿った絵本」

2歳児……「好奇心をそそり、やる気を応援するような簡単なストーリーのある絵本」

3・4歳児……「登場人物に自分を重ねられるようなストーリーや夢のある物語」

5歳児~……「社会性を持ったテーマや長いストーリーの絵本」

子どもはいつから絵本に興味を示すようになる?

個人差はありますが、子どもは生後7〜10か月くらいから絵本に興味を示すようになるといわれています。

ちょうど、離乳食やお座りが始まり、寝てばかりいた頃とは視点も変わる時期です。生きることに積極的になり、抱っこをお願いしたり、かまって欲しいと泣きわめいたりします。

この時期に絵本の読み聞かせをしてあげると、落ち着きを取り戻し、安心して寝入ってしまうかも知れません。この時期の絵本選びのポイントは「繰り返し言葉」と「絵の美しさ」です。

かつては「子守歌」や「あやし言葉」で子どもを寝かしつけるお母さんの姿をよく目にしました。けれども、近年では「どうやって子どもと接すればよいのかわからない」という方が少なくありません。

そうした時にこそ絵本の出番です。

絵本が子どもとのコミュニケーションツールとなり、家族全体の心を豊かに幸せにするアイテムの一つとなれば幸いです。

【絵本の世界】PICTURE BOOK WORLD|読み聞かせ・プレゼントにおすすめの絵本

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